Alteryxの価値

ITの視点から語る:Alteryxのビジネス価値を効果的に伝える方法

人財   |   Alteryx   |   2026年4月16日 読了時間の目安:10
読了時間の目安:10

あなたはビジネスユーザーとして、Alteryx Oneが日々のワークフローにおいて欠かせない存在であることを実感されているはずです。Alteryx Oneを活用することで、複数のエンタープライズシステムからデータを迅速に取り込み、分析やさまざまなAIユースケースに向けてデータを準備し、自然言語を用いてモデルを構築し、エージェントをオーケストレーションできます。要するに、Alteryxはビジネス上の重要な問いに答えることを支援しています。

その価値は明確であるにもかかわらず、なぜITチームに伝えることが難しいと感じるのでしょうか。

エンタープライズITチームは、あなたの課題解決に関心を持っています。機能やROIも重要視しています。しかし、それだけではありません。セキュリティ、総所有コスト(TCO)、ガバナンス、監査可能性といった要素も重視しています。本ブログでは、Alteryx Oneのビジネス価値をITチームに効果的に伝える方法をご紹介します。その前に、最も身近な組織内のパートナーであるIT部門への理解を深める必要があります。

「予算はあるのに、なぜ導入が難しいのか?」

まずは、その背景を見ていきましょう。2025年の世界のIT支出は14%増加し、インターネットの普及が世界をデジタル変革へと導いた1996年のWindows 95発売以来、最大の伸びを記録しました。Gartnerは、2026年も10.8%と2桁成長が続き、特に生成AIへの支出が80.8%増加すると予測しています。

大企業にお勤めの場合、AIを活用した新たなソリューションに投資するための予算が確保されている可能性は高いでしょう。しかし、それは全体の一側面に過ぎません。ほぼすべての人がAIを活用しています。そして、誰もがAIというパイの一部を求めています。

NVIDIAの2026年版「State of AI」レポートによると、従業員数1,000人以上の企業において、AIを利用していないと回答した割合はわずか2%でした。言い換えれば、従業員の98%がAIを活用したソリューションを利用しているということです。新しいソフトウェアを求めているのは、貴社のチームだけではありません。IT部門の承認を得るためには、そのリクエストが一定の基準を満たす必要があります。

IT部門の本音

ITチームは、数百に及ぶ要素を管理しています。サーバー、システム、ソフトウェア、ログなど、管理対象は多岐にわたります。一つでも問題が発生すれば、組織全体に影響が及ぶ可能性があります。そしてIT部門は、すでに多くの業務を抱えています。2025年のある調査では、テクニカルサポートチームが月平均10,675件のサポートチケットに対応していることが明らかになりました。

ITリーダーやチームは、機能やROIといったビジネス部門と共通する懸念に加え、ベン図のもう一方に位置する独自の課題も抱えています。ここでは、AIを活用した新しいソリューションの要望をより効果的に伝えるために、ITチームが重視しているポイントを詳しく見ていきます。

戦略的アライメント

組織のすべてのメンバーが、ビジネスの最終的なビジョンに向かって取り組んでいます。リーダーシップが描く全体戦略は何でしょうか。それを理解することで、IT部門の優先事項も見えてきます。この場合、組織がどのようにAIを導入・活用し、その利用を拡大しようとしているのかを把握し、その表現をビジネスケースに反映することが重要です。

ビジネス観点での評価基準

ITチームは、最適なソリューションを適切なコストで導入できているかを重視します。検討しているソリューションは、実際のビジネス課題を解決できるものですか。競合他社との比較は行いましたか?機能やコストを十分に評価しましたか?ITチームとの摩擦を減らすためにも、事前の準備を徹底しましょう。

短期間で価値を創出

ソフトウェアのライセンスを購入すると、契約と同時に費用が発生しますが、実際の導入には数か月を要する場合があります。IT部門が知りたいのは、価値を実感できるまでにどの程度の時間がかかるのか、また高額な専門サービスや追加ライセンスが必要かどうかです。これらすべてが、総所有コスト(TCO)に影響します。

低い総所有コスト(TCO)

IT部門はROIを重視します。しかし、それは総所有コストの一部に過ぎません。TCOには、初期コストや継続コストに加え、管理コストや専門的なソフトウェアに関する新入社員のトレーニングに必要な時間も含まれます。

プラットフォーム

新しいテクノロジーは、法務、財務、ITといった複数の関門を通過する必要があります。また、既存の他のソリューションと連携できること(相互運用性)も求められます。一方で、プラットフォームが承認され、技術スタックに統合されると、ベンダーが継続的に機能を拡張することで、さらなる価値が創出されます。例えばAlteryxには、継続的に更新・進化するAIガイド機能が組み込まれています。新機能が利用可能になると、すぐに活用できます。既にライセンスを保有しているユーザーは、新機能のために追加費用を支払ったり、煩雑な導入プロセスを経る必要がないため、ROIは自然に向上します。

拡張性

そのテクノロジーは既存のインフラに統合でき、大規模環境でも安定して稼働しますか?また、拡張性はありますか(機能を追加できる、または既存のソリューションとシームレスに連携できますか)?機能は重要ですが、それだけで判断されるわけではありません。チーム全体やビジネス全体に拡張できない場合、IT部門は新しいソリューションの導入を見送る可能性があります。

セキュリティとガバナンス

IT部門は、組織のデジタルセキュリティに最終的な責任を負っています。フィッシング詐欺、悪意のある第三者、ソーシャルエンジニアリングなどは、その安全性を脅かす要因です。平均的な情報漏えいによる損害額は440万ドルに上るため、ITチームは新しいソリューションが貴社および顧客のデータを安全に保護できると確信できなければなりません。

Alteryx One:ロジックレイヤー

インフォグラフィック:最新のデータスタックにおけるロジックレイヤーの位置付け

では、AlteryxはITの優先事項にどのように適合するのでしょうか。Alteryx Oneは、AI対応データを大規模に生成するためのセルフサービス型アナリティクスおよび自動化プラットフォームです。主な機能は次のとおりです。

  • どんなデータにも接続可能
  • データのクレンジングおよび分析
  • エンドツーエンドの分析プロセスの自動化
  • コード不要で予測モデルと処方的モデルを構築
  • データセットに対する自然言語での問い合わせ
  • AIエージェントのオーケストレーション
  • その他

これらの機能の一部と、それらがIT部門にとって重要である理由を整理し、エンタープライズITチームにとってAlteryx Oneが持つその他の価値について見ていきましょう。

ITが承認したシステムへの接続大規模データへのアクセスと分析

Alteryxは、AWS、Databricks、Snowflakeなどの主要なクラウドデータプラットフォームに加え、CRM、ERP、その他のクラウドプラットフォームといったエンタープライズシステムとも連携できます(相互運用性)。この接続性により、データへ迅速かつ容易にアクセスし、クレンジングやブレンディングを実行できます。さらにAlteryxでは、カスタムコードや複雑なSQLクエリを記述することなく、クラウドデータにアクセスすることが可能です。そのデータを、分析やモデリング、さらにはあらゆるフロンティアモデルを活用した生成AIやエージェント型AIのユースケースに活用できます(拡張性)。

サポートチケットの削減より適切な意思決定の自動化

IT部門のリソースには限りがあります。しかし、Alteryxで一度ワークフローを構築すれば、それを継続的に自動化できます。月次レポートであっても、エージェント型アナリティクスのユースケースであっても、Alteryxはビジネスユーザー自身がエンドツーエンドの分析ワークフローを構築できるよう支援します。これにより、ビジネスユーザーが新たなレポートやダッシュボードを必要とするたびに、IT部門がカスタムのアドホックなソリューションを作成する必要がなくなります(スケールとROI)。その結果、IT部門への問い合わせ件数が減少し、ビジネスユーザーはより迅速に分析を進めることができます。

コントロールを維持したセルフサービスの実現

組み込みのデータリネージにより、IT部門はデータがどのようにアクセスされ、移動・変換されているかを完全に可視化できます。LiveQueryでは、データはクラウド上に保持されたままで、デスクトップに移動されることはありません。さらに、AlteryxのPushdown Processingにより、クラウドの計算リソースを活用して、より高速かつ大規模な分析が可能になります(スピードとスケール)。これらの機能により、IT部門はデータ利用状況を監査し、規制要件やエンタープライズポリシーへの準拠を確保できます。

エンタープライズグレードのガバナンスによるアクセス管理

Alteryxには、適切な担当者のみがデータを閲覧・変更できるきめ細かなアクセス制御、いつ何が行われたかを追跡できる監査ログ、変更内容を可視化し復元可能にするワークフローのバージョン管理、そして保存時および転送時のデータ暗号化といったガバナンス機能が組み込まれています。また、AlteryxはSAML(ユーザー認証)やOAuth(アプリケーション認可)などの標準化された認証方式を採用しており、IT部門はシステム全体で一貫したアクセス管理を実現できます。

データの保護

Alteryxは、SOC 2 Type IIおよびISO 27001の認証を取得しています。それは何を意味するのでしょうか?これらは、Alteryxのセキュリティ、可用性、機密性、プライバシーが適切に設計され、一定期間にわたり有効に運用されていることを示しています。ISO 27001は、情報セキュリティ管理に関する国際標準への準拠を示す認証です。これらの認証は、Alteryxがお客様のデータ保護に真摯に取り組んでいることを示しています。

また、当社は責任ある倫理的なAIの実践を重視しています。Alteryxが使用するAIの種類や活用方法についてIT部門からご質問がある場合は、AIファクトシートやFAQが有用な出発点となります。

VURAでAIシステムへの信頼を確保

VURAフレームワークは、Alteryxが開発・活用している概念で、AIツールの一貫性と正確性を確保するための指針です。これは、必須の4つの要素で構成されています。VURAは以下を意味します。

  • 可視性:AIシステムやワークフローにおいて、データの出所や変更内容を明確に把握できる透明性が求められます。
  • 理解可能性:AIの出力結果とその背後にあるロジックを、誰もが理解できる必要があります。
  • 反復可能性:同じプロンプトやプロセスから一貫性のある信頼できる結果を得られ、それを文書化し拡張できることが求められます。
  • 監査可能性:チームは意思決定の経緯を追跡し、プロンプトを確認し、責任の所在を明確にし、問題発生時にはシステムと人の双方に説明責任を求められる必要があります。

チェックリスト:Alteryx Oneの価値をIT部門に伝える方法

Alteryx Oneの価値をITの視点で理解したところで、実践に活用できるチェックリストをご紹介します。

ステップ1:IT部門の優先事項を理解する:AI導入について、組織のリーダーはどのような方針を示していますか?リーダーシップの方針を踏まえたうえで、IT部門の全体戦略はどのようなものですか?こうした背景を理解することで、説得力のあるビジネスケースを構築できます。

ステップ2:事前準備を行う:現行ツールではなぜ不十分なのか、どのような代替案を検討し、それぞれのコストはいくらか、そしてAlteryxが既存の技術スタックにどのように適合するのかなど、Alteryxのビジネスケースを説明できるようにしておきましょう。

ステップ3:価値創出までの道筋を示す:Alteryxは数分でデプロイ可能で(ダウンロードは数分、ブラウザーアクセスにはアカウントが必要)、数分から数時間で価値創出を開始できることを説明しましょう。

ステップ4:信頼を構築する:Alteryxが自社データおよび顧客データに対して信頼できる理由を示しましょう。AI FAQに加えて、ガバナンスやセキュリティに関する当社のページをITチームに案内することもできます。

ステップ5:反論に備える:ITチームは、自社とあなたの双方にとって最善の判断を行おうとしています。そのため、さまざまな質問が想定されます。しかも数多く寄せられる可能性があります。一般的な懸念事項への対応については、当社の異議対応シートを出発点として活用してください。

Alteryx One:ビジネス価値とITの優先事項が交わる場所

ITチームとビジネスチームは、必ずしも分断される必要はありません。目標が異なって見える場合でも、大きな違いは、組織の目標達成を支えるAI搭載ツールをどのように捉えるかにあります。

Alteryx Oneは、あらゆるスキルレベルのビジネスユーザーが、統制・セキュリティ・信頼性を確保した形でデータ分析を迅速に行い、時間のかかるプロセスを自動化し、ITチームの負担を軽減できるよう支援します。IT部門と対話する際に重要なのは、まさにこのメッセージです。

Alteryx for ITの詳細をご確認いただくか、上司にAlteryxを説明するためのツールキットをご利用ください

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