100 時間のベンダープロジェクトを 1 時間に短縮
効率性の向上
1 年の店舗売上データを 1 時間で整理
複数チームのための単一ソリューション
地域:北米
業種:小売・消費財
部門:財務
会社概要:
セブン-イレブンは、米国テキサス州アービングに本社を置くコンビニエンスストアチェーンであり、日本のセブン&アイ・ホールディングス社が子会社のセブン-イレブン・ジャパン社を通じて所有しています。同チェーンは1927年にダラスでアイスハウスストア(氷を販売する店舗)として創業し、1928年から1946年まではTote'm Storesと呼ばれていました。
セブン-イレブンは世界17カ国に約7万店舗を展開し、米国だけでも8,600以上の店舗とフランチャイズを持つが、データ不足に悩まされているわけではない。米国発のグローバルコンビニエンスストアチェーンが抱えるこれらの膨大なデータを収集、結合し、活用することは、同社のアナリストにとっての大きな課題でもありました。経験主導の意思決定からデータ主導の意思決定へとカルチャーが急速に移り変わる中で、ビッグデータとクラウドを結び付け、それらをもとに意思決定を下すことが、 7-Eleven 社の継続的な成功を実現するうえで不可欠なものとなっていました。
「利便性とデジタルを融合させることで、データによる裏付けの取れた製品やプロモーションをお客様に提供することを目指しています」と、 7-Eleven 社のデジタル分析チームのデジタル分析および検証担当ディレクターである Srikanth Nayani 氏は語ります。「問題の解決においては仮説から入るのではなく、事実にもとづいたデータ主導のアプローチをとっています。当社のこうした分析主導のカルチャーは日々進化と拡大を続けています。」
Salesforce社 のレポートによれば、マーケティング担当者はかつてないほどに大量のデータソースを扱うようになっています。2017 年の時点で使用されるデータソースの平均数は 10 程度だったものが、2019 年には 15 まで跳ね上がっています。そして、 7-Eleven 社も例外ではありません。「商品やプロモーションに関するデータソースの統合が課題となっていました。さまざまなベンダーからのデータソースがあり、それらを一元的に管理できていませんでした」と Nayani 氏は述べています。
また、 7-Eleven 社ではレポートの作成をさまざまなベンダーに依頼していたことから、納品の遅れもしばしば発生しており、全方位から実用的なインサイトを得ることは困難でした。 「このようにしてインサイトを収集するアプローチは現実的ではありませんでした。 プロモーションレポートや検証レポートを別々のベンダーに頼らざるを得なかったために、ファクトベースのガイダンスで社内で強力なプレゼンスを確立することも困難でした。 さらには、パフォーマンスレポートをベンダーに依頼することで、タイムラグが発生してしまうことも問題でした。 また、製品やプロモーションのニーズを細かく分析し、変更の必要性等を見極めることもできずにいました」
税務面においても、データ量や手作業のプロセスが問題となっていました。7-Eleven 社の税務および監査チームの上級税務テクノロジーマネージャーである Mohammad Millet氏は次のように述べています。「当社は、全フランチャイズのデータソースを扱う大規模な財務部門を抱えていますが、Excel をメインとしたローテクなアプローチで自動化を行っていたため、インサイトの獲得に多くの時間を費やさなければなりませんでした」
「ビジネスユーザーが技術的なサポートを必要とせずに、日常的に利用できるソリューションが求められていました」と Nayani 氏は説明します。 「マーケティングから財務、経営陣にいたるまでのさまざまな組織内のステークホルダーが、結果をすばやく収集し、外部の取引先と共有し、わずかなコストで複数の機能を活用できるテクノロジーの導入が急務となっていました」
自動化により、データレイクにデータソースをシームレスに接続し、迅速に分析を実行できるプラットフォームが求められていました。
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7-Eleven 社 デジタル分析兼検証担当ディレクター
Srikanth Nayani 氏
「前職で参加したTableauのカンファレンスで Alteryxの存在を知りました」と 7-Eleven 社のデジタル分析マネージャー Raghav Nargotra氏は語ります。
「当時、オンボーディングプロセスの必要がなく、すぐに使い始められるプラットフォームを必要としていたのです。Nargotra氏は付け加える。「7-Eleven での現職を勝ち取ることができたのは、Alteryx の知識を深め、経験を積んだおかげだと確信しています!」
Nayani氏はさらに説明します。「まずは Designerの14日間の標準トライアルで、データソースの整理にどれだけ役立つものかを確認してみました。ライセンスをダウンロードした後、ワークフローのロジックや、Excel では不可能なレベルの監視の実行が、いかに簡単かを即座に実感できました。社内の承認プロセスを介することなく、プラットフォームを試験的に導入し、テストできたことは非常に有意義な体験でした。今では、ベンダーのあらゆるデータソースをほぼリアルタイムでまとめて出力し、何百ものデジタルプロモーション関するディープインサイトを取得することで、プロモーションの効果を正確に把握できるようになりました」
「管理チームとのインサイトの共有においても Server を活用しています」と Nargotra 氏は続けます。 「自動スケジュールで日次のサマリーレポートを管理チームに送信することで、大幅な時間の節約を達成できました。 経営陣は、こうしたデータ主導型のアプローチへのシフトを非常に高く評価し、今後にも大きな期待を抱いています」
Millet 氏は、ワークフローでのレポートの自動生成について次のように語ります「プラットフォームのドラッグアンドドロップを存分に活用しています。 チームの誰もが、IT 部門のサポートを受けることなく、次々と新たな学びを得ています」
データソースを統合し、迅速かつ効率的にレポートを自動化
大規模な A/B テストを実行でき、統計の信頼性が高い
Alteryx ロードマップの活用により、最小限のコストで成果をモデル化できる
「Excel に頼って過去起きたことを理解するのではなく、より速いペースでビジネスの成果にフォーカスできるようになりました」と Nayani氏はコメントしています。「Alteryx では、記述的分析に加えて、規範的分析や予測的分析も行えることから、ビジネスの成果が大幅に向上しました。導入以前は、ベンダーレポートまたはイニシアチブのリクエストに 100 時間かを費やさなければならないこともありましたが、今では、こうしたレポートのワークフローを約 1 時間程で構築することができ、浮いた時間を、他の分野のビジネスにあてられるようになりました。Alteryx があれば、社内の誰もが分析を行うことができるため、アナリスト新たに雇う必要もなくなりました」
「作業効率が 60% 向上できたのは Alteryx があったからこそです」と Millet 氏は断言します。 「今後もプラットフォームを活用して、新たなことにチャレンジしていきたいと考えています」
Nargota 氏は、さらに、Alteryx が力を入れるベータ版のリリースを高く評価しています。「6 か月間にわたって数百万のデータポイントを使用しながら、Alteryx のアシスト付きモデリングのストレステストを行いました」と彼は言います。その結果、チーム内で 1 つのバグと 1 つの設定上の問題を発見しました。Alteryx はこれらをただちに修正してくれました。アシスト付きモデリングのロードマップには目を見張るものがあり、新たな機能の活用にワクワクしています」
Nargotra氏は、これまでの 1 年間に Alteryx で成し遂げた成果について次のように語ります。「入社当時はデータアーキテクチャもなく、製品ががいくつ売れたかといった販売指標をひとつひとつ確認するほかありませんでした。1 年分の店舗商品の売上情報を得られるレポートをたった 1 時間で 作成できてしまうことは、にわかには信じがたいことでした。Alteryxはほとんどの質問に対する私の答えだ!日常で使えなかったら、正直、仕事を辞めるかもしれない。」
7-Eleven の現在のポジションに就くことができたのは、Alteryx の深い知識と経験があったからこそだと断言できます。
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Raghav Nargotra 氏
7-Eleven 社、デジタルアナリティクスマネージャー
次のステップNayani 氏は今後の新たなアナリティクスの取り組みにおける、革新的なアイデアを明らかにしてくれました。 「製品やプロモーションをお客様の好みに合わせてカスタマイズし、マンネリを脱したいと考えています。 ターゲットとするお客様のエクスペリエンスに合わせてカスタマイズを行う上で、Alterx が大活躍してくれることでしょう」
「これからも Sever をさらに活用して、さまざまなアプリを業務に取り入れたり、組織内の他のチームに広めたりしていきたいと考えています」と Nayani 氏は述べます。 Server のコラボレーション機能により、7-Eleven 社では、ワークフローをスケジュールおよび自動化したり、信頼性の高い安全な環境でデータ統合プロセスをオフロードしたり、組織全体でワークフローやアプリを共有したりすることができるようになりました。
Nayani 氏は、データ主導のタスクを実行するプラットフォームとして Alteryx の導入を検討する人々に、次のような有益なアドバイスを送ります。「とにかく一歩踏み出してみること。まずはプラットフォームの無料トライアルから始めて、目の前に広がる可能性を探ってみてはいかがでしょうか。 Alteryx のオンボーディングプロセスは驚くほどに素晴らしいものです。面倒な作業はツールに任せて、誰もがお客様のサポートに注力できるようになります」
Nargotra 氏はまた、次のように語ります。 「Alterix を使いこなせるアナリストは引く手あまたになるでしょう。 誰もが自分の役割が評価されたいと望んでいるはず。そのためには努力を怠らないことが肝心です。 Alteryx に精通した今では、周囲から(使い方に関する)さまざまな質問をもらうようになり、それらに答えることに大きな喜びを感じています。 ツールを習得し、ソフトウェアの可能性を引き出し、次なるレベルに到達するためには、一人ひとりの主体的な取り組みが欠かせません」
地域:北米
業種:小売・消費財
部門:財務
会社概要:
セブン-イレブンは、米国テキサス州アービングに本社を置くコンビニエンスストアチェーンであり、日本のセブン&アイ・ホールディングス社が子会社のセブン-イレブン・ジャパン社を通じて所有しています。同チェーンは1927年にダラスでアイスハウスストア(氷を販売する店舗)として創業し、1928年から1946年まではTote'm Storesと呼ばれていました。
の大手消費財メーカーがAlteryxを活用しています
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