PepsiCo、Designer Cloudでよりスマートな販売予測を実現

主な課題

PepsiCo社が小売業者に適切な数量の商品を供給するには、販売予測を常に調整し続ける必要があります。販売予測には、倉庫データ、店舗の在庫データ、販促予測データなどが含まれますが、これらはすべて小売業者から提供され、ファイル形式や提供方法も多種多様です。PepsiCo社にとって鍵となるのは「スピード」。需要の急増を事前に察知して出荷量を調整するためには、販売予測をいかにスピーディに行えるかが重要です。しかし、Microsoft AccessやExcelをベースとした従来のプロセスでは、データの準備に膨大な時間がかかり、アナリストは月に1回程度しかデータを活用できず、小売業者への供給過多または供給不足といったリスクを常に抱えていました。

Designer Cloudによる解決策

PepsiCo社はMicrosoft Azure上にデータレイクを構築し、データの集中管理とアクセスを実現。ExcelやSQLのスキルを持つアナリストは、Designer Cloudをすぐに使いこなせるようになり、これまでよりも短時間で、小売業者から受け取る多様なデータを準備・標準化できるようになりました。従来は、Excelの容量制限のために複数の表計算ソフトのファイルをつなぎ合わせる必要がありましたが、Designer Cloudの導入により、データの全体像を把握し、エラーや不整合をすぐに特定できるようになりました。データ準備にかかる時間が大幅に短縮され、PepsiCo社のアナリストは分析やトレンド予測により多くの時間を費やせるようになり、企業の価値創出にも貢献しています。